数あるワインの中でも、比較的「安くて美味しい」ことで有名な「チリワイン」。
チリワインはコスパがいいので、「ワイン初心者でよくわからないから、最初は安いワインを買いたいな」という方にも人気があります。
この記事では、そんなチリワインの安くて、美味しい気になる理由をまとめました。「チリワインが安い理由が気になっている」という方はぜひ、この記事を読んでみてください。
もくじ
チリワインが安い理由
実はチリワインの安さの秘密は多くの要素が絡み合ってできています。大きなポイントは3つです。
【理由①輸入の時にかかる関税が他の国に比べると安い】
関税とは、国同士でものを輸入・輸出する時にかかる税金のことを指します。
本来ならば、ワインを輸入する時に、他の国のワインだと関税が15%かかりますが、チリワインを輸入する時は関税が0%とその差は15分の1。
輸入の際の関税が0%の理由は、日本とチリがEPAという経済連携協定を結んでいるからです。
【理由②土地代や人件費のコストが抑えられる】
チリはヨーロッパ諸国に比べるとまだ発展途上国であるので、ワインを作るためのブドウを育てる土地代や、人を雇う際の人件費のコストを安くすませることができます。
そのおかげで、ヨーロッパで作られたワインよりも安くワインを販売することが可能になるのです。
【理由③生産コストの安さ】
チリのワイナリーはもともとお金を持つの大地主が手がけ、大規模生産でブドウを育てているところが多いことが特徴のひとつとしてあげられます。
大規模生産は「生産効率がよく、生産コストを下げることができる」というメリットがあり、その生産性の効率のよさも、チリワインの安さの秘密につながっています。
このように日本とチリとの関係や様々な歴史的背景がチリワインの安い理由です。
なぜチリワインは安いのに美味しいのか
次に、チリワインの安いのに美味しい理由に迫ります。美味しい理由も、安さの理由と同様、様々な要素が絡み合っています。ポイントは2つです。
【理由①チリはブドウの栽培に適している】
ワインの唯一の原材料であるブドウは、ワインを作る上でとても大切な要素のひとつです。
ブドウの出来、不出来でワインの味わいが大きく変わるため、ワインを作るのに適したブドウを作ることができる気候が非常に重要になってきます。
そして、チリはそのブドウを作るのに合っている土地だ、と言われています。
なぜならチリはヨーロッパなどの生産地に比べると、温暖な気候であるため、ブドウがよく熟します。加えてアンデス山脈の影響で昼・夜の寒暖差が激しく、より果実味の詰まったブドウが栽培できるのです。
【理由②他の国の技術を取り入れている】
チリの有名ワインの中には、フランスなどのヨーロッパのワイナリーと共同生産しているワインも多いです。
そのことからもわかる通り、チリのワイン市場には多くのヨーロッパやカリフォルニアのワイナリーが参入しています。その影響で美味しいワインを作るための栽培技術や上場技術も上がった、といわれています。
まとめ
日本で手軽に手に入れることができるワインの中でも「安さ」と「美味しさ」を追求したワインでは、群を抜いて名前のあがる「チリワイン」。
その「安さ」と「美味しさ」の秘密をこの記事ではまとめてみました。チリワインを飲んでみたことがない人はこの機会に購入してみてはいかがでしょうか。
たとえ安いと言っても、美味しさは追求されているのは上でも言いました。その中でもより美味しいチリワインの当たり年についてまとめました!要チェックです!