チリの赤ワインの特徴とおすすめワイン3選

「赤ワインに手を出してみたいけど、何から試してみたらいいのかわからない…」という方におすすめなのが「チリ産の赤ワイン」です。日本への輸出量はナンバーワンを誇り、ヨーロッパなどの諸外国を大きく上回っています。
ここでは、そんな人気が急上昇している「チリの赤ワイン」の特徴やおすすめワインをご紹介。ぜひ、参考にしてくださいね。

もくじ

チリの赤ワインの特徴

チリの赤ワインの特徴は、ヨーロッパで作られたワインと比べると力強く、スパイシーな香りをもった赤ワインが多いことが特徴としてあげられます。
ヨーロッパで生産された赤ワインに比べると繊細さはやや劣るかもしれませんが、しっかりとしたコクが後をひくワインです。
また、大規模生産で作られたブドウが多いこと、日本へ輸出される際の関税が0%であるなどの様々な理由から、他の国に比べると「コスパがよく、価格が安い」ことも大きな特徴です。
「チリワインは安かろう、悪かろうなのかな?」と思っている方も多いかもしれませんが、チリのワイン市場には多くのヨーロッパや諸外国が参入している影響から、昔ながらのワインの醸造方法も上手に取り入れています。
ワインの種類によって多少の差はあるものの、「安くても、一定の品質を保っている美味しい赤ワインが多い」のがチリの赤ワインです。

フランスのワインとの違い

チリの赤ワインで使われる代表的な品種、カベルネ・ソーヴィニヨンでフランス産との違いを比較してみましょう。
フランスのカベルネ・ソーヴィニヨンは、チリに比べると、土や木を連想させるずっしりとした香りとコクのある渋みが強いです。熟成させるとこの渋みが柔らかくなっていくので、熟成に向いています。

一方、チリ産のカベルネ・ソーヴィニヨンは、胡椒やタバコを想起させるスパイシーな香りとチョコレートのような重みを感じます。味わいは力強く、コクを堪能することができるワインに仕上がります。

おすすめワイン3選

【おすすめのチリの赤ワイン①マプ・レゼルヴァ メルロ】
チェリーのような深みのある色味をもつ「マプ・レゼルヴァ メルロ」。
ブラックチェリーやベリー系のみずみずしい果実味を感じる香りをまとっています。チョコレートを彷彿とさせるまろやかな味わいと、力強さを感じるスパイシーさが特徴です。
チリワインの中でもバランスのよく取れた上質な赤ワインに仕上がっています。

【おすすめのチリの赤ワイン②サンタ・ディグナ・カベルネ・ソーヴィニヨン グラン・レゼルヴァ】
「フェアトレード認証」も受けているほど、社会貢献度が高い「サンタ・ディグナ・カベルネ・ソーヴィニヨン グラン・レゼルヴァ」。
生産者を大切にする様々な取り組みが評価されたことで、フェアトレード認証を手にしました。この赤ワインの色は美しく輝くルビーのような色をしています。
コクがあるタンニンと強く感じることのできる果実味が複雑に絡み合っている赤ワインです。特にスモークタンとの相性が抜群ですよ。

【おすすめのチリの赤ワイン③マンソ・デ・ヴェラスコ】
スペインの名門ワイナリーがチリに設立したワイナリーで作られた「マンソ・デ・ヴェラスコ」。
価格は8000円〜と、チリワインの中でもかなり高めです。
しかし、スペインの高い技術を持ち合わせたブドウの栽培方法と、伝統的な醸造技術で作られた「マンソ・デ・ヴェラスコ」はまるでクラシックワインのような味わいを持っています。
世界的にも高い評価を受けているこちらのワイン。相対的に見ると価格が高く「手を出しにくい…」と思ってしまう方も多いかもしれませんが、手間暇かけて作られたことを考えると、本場スペインのワインよりもかなりお手頃なのではないでしょうか。

まとめ

安いものだと500円〜から購入することができるチリの赤ワイン。
その手頃さから、ワイン初心者の方でも「チリワインが飲んだことがある!」という方も多いのではないでしょうか。
価格の差だけでなく、味わいも醸造方法やワイナリー、ブドウの種類によって様々です。安くても美味しいチリの赤ワインはたくさんありますので、色々飲み比べてお好みのチリの赤ワインを見つけましょう!

チリの白ワインについてもこちらの記事と同じように書きましたので、白のチリワインを購入される方は参考にしてみてくださいね!